デング熱は、デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状としてあらわれます。
ヒトからヒトへの直接的な感染はなく、主として、ネッタイシマカ(日本国内での生息は確認されていない)やヒトスジシマカを介して、ヒト-蚊-ヒトという経路で感染が成立します。ヒトスジシマカは北海道と青森県を除く全国に分布しています。
日本国内での感染例は過去60年以上にわたり認められていませんが、2013年には、ドイツ人渡航者が日本で感染したと疑われる症例が報告され、また2014年8月には国内で感染した事例が報告されています。
長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避けましょう。虫除け剤の使用等によって、屋外だけではなく屋内でも蚊に刺されないように注意しましょう。室内の蚊の駆除を心がけましょう。
また、蚊に刺された後などに、急な発熱、頭痛等の症状が出た場合には、最寄りの医療機関を受診して下さい。